5月31日ジャック・モノー追悼セミナー@パスツール研究所:アルフレット・ブレンデル@シャトレ劇場
ブレナー博士は沖縄科学技術大学院大学(OIST)の初代学長に担ぎ上げられていたので、講演後挨拶をして少し議論を交わした後、自分が沖縄出身であることを話した。大学院大学の学長になるのかと伺ったところ、彼は「No! そんな気はない。ただ立ち上げ段階で助言をするだけで、それ以外何もする気はない。あとはすきにさせればいい。」と一蹴された。彼を学長として担ぎ上げる日本政府による公的発表からは予想すらできない発言である。ノーベル賞受賞者という肩書きがある人を学長に据えなければという事情は分からなくはないが、本人の意思とここまで異なる話がまかり通るのか。案の定、後日ブレナー博士が「学長を降りた」という噂を沖縄経由で知ることになった。またその後、再び学長に収まったという話も聞いた。
晩はシャトレ劇場でアルフレット・ブレンデルのピアノリサイタル。彼のピアノを聴くのは最後になるだろう。
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