12月16日ワクチン接種による熱発。パリでの年越し。

 
 キュリー研究所の職員であった私は、キュリー研に併設されったキュリー病院でフランス居住のために義務づけられていたワクチン接種をした。このワクチンは、アジア系の人にはしばしば発熱の副作用を起こすものであり、その後急激に体調が悪化した。そのため、年末の休暇が台無しになってしまった。異国で一人床に臥せる時の寂しさとはこのことかと、悔しい日々を淡々と過ごした。
 パリで年を越すのも一度の機会かと思っていたため、体調が悪く体が重いまま、友人数名とクリスマスはサン・ジェルマン・デュ・プレ寺院でのミサに行った。幼稚園時代から、日本でミサに参加する機会は何度かあったが、歴史的にも重要な大寺院での本場のミサは、建物の歴史、参加者の敬虔なオーラとともに、これまで参加したミサに比べ、その荘厳さにおいて圧倒的であった。年越しはエッフェル塔前広場で迎えた。カウントダウンとともに、日付が変わった瞬間の感動は今も忘れられない。

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